建築を「伝える人」へ

建築を目的とした旅や各地の建築祭など、建築を楽しむ人は年々増えています。
建築を見て、心を動かされる――そんな体験を求める人が増えている一方で、建築の魅力を言葉にして「伝える人」は、まだまだ足りていないのが現状です。
このプログラムでは、建築の専門的な知識を深めるとともに、それをわかりやすく、魅力的に伝えるためのスキルを学ぶことができます。さらに、学びを実践につなげる場として、建築祭や建築ツアーなどガイドとしての活躍機会も用意しています。

建築を「伝える人」へ。
ともに建築ファンの輪を広げ、
建築文化の魅力を多くの人へ
届けていきましょう。

Curriculum

カリキュラム

期間:2025年8月~10月 (全7回)

オンライン学習+実地研修&ガイドトレーニング

オンライン学習 ※見逃し配信あり

1回目:建築ガイドの要点

2025年8月5日(火)20:00~21:30
講師:笠原一人氏(京都工芸繊維大学准教授)、以倉敬之(まいまい京都代表)

2回目:京都の建築文化

2025年8月19日(火)20:00~21:30
講師:石川祐一氏(京都市・文化財保護技師)

3回目:一から学ぶ西洋建築

2025年9月2日(火)20:00~21:30
講師:笠原一人氏(京都工芸繊維大学准教授)

実地研修&ガイドトレーニング

4回目:京都ハリストス正教会

2025年10月4日(土)13:00~16:00
講師:石川祐一氏(京都市・文化財保護技師)

5回目:一から学ぶ日本建築

2025年10月12日(日)10:00~12:00 ※座学
講師:岡本公秀氏(文化庁・文化調査官)

6回目:東本願寺

2025年10月12日(日)13:00~16:00
講師:岡本公秀氏(文化庁・文化調査官)

7回目:五龍閣

2025年10月18日(土)10:00~13:00
講師:笠原一人氏(京都工芸繊維大学准教授)

※インバウンドガイド向けオプション講座 別途開催予定(別途料金不要・日程調整中)

Lecturer

講師

笠原 一人

笠原 一人

Kazuto Kasahara

建築史家。京都工芸繊維大学准教授。近代建築史、建築保存再生論。著書に『ダッチ・リノベーション』『村野藤吾のリノベーション』『関西のモダニズム建築』ほか。京都モダン建築祭実行委員長。神戸モダン建築祭実行委員。

石川 祐一

石川 祐一

Yuichi Ishikawa

京都市文化財保護技師、学術博士。専門は近代建築史、住宅史。実はハイブリッドな建築を嗜好し、民藝風建築なども愛好する。著書に『京都の洋館』『民芸運動と建築(共著)』など...京都モダン建築祭アドバイザー。

岡本 公秀

岡本 公秀

Kimihide Okamoto

文化庁・文化財調査官。大林組勤務を経て京都府文化財保護技師に。清水寺の修理や近代和風建築の調査に従事。文化庁では国宝・重文の指定、修理や保存技術、重要伝統的建造物群保存地区を担当。市町村がつくる文化財の計画制度にも携わる。同志社大学非常勤講師。

以倉 敬之

以倉 敬之

Takayuki Ikura

まいまい京都代表。NHK「ブラタモリ」清水編・御所編・鴨川編に出演。京都モダン建築祭、神戸モダン建築祭、東京建築祭実行委員。共著に「あたらしい『路上』のつくり方」。

Training destination

研修先

京都ハリストス正教会

京都ハリストス正教会

日本には珍しいロシア・ビザンチン様式で、八角塔とドームが異彩を放つ大聖堂。モスクワで作られた聖像が彩る壮麗な内部空間は、まさに圧巻。

東本願寺

東本願寺

真宗大谷派約8,500ヶ寺の本山。世界最大級の木造建築・御影堂、亀岡末吉の独創的な意匠で飾られた白書院など比類ない規模と高い格式の建築群が連なる。

五龍閣

五龍閣

“関西近代建築の父”武田五一が手がけた、和と洋を折衷する迎賓館。清水坂のすぐかたわら、かつて製陶業を営んだ松風嘉定の邸宅として大正10年に建てられた。

Program Outline

募集概要

期間 2025年8月~10月(全7回)
開催方法 オンライン + 京都市内の各建築
受講料 オンライン+実地研修 28,000円(消費税込)
オンラインのみ 12,000円(消費税込)
※銀行振込にて事前決済が必要です。受講確定後にご案内します。
定員 オンライン+実地研修 20名
※応募者多数の場合は、書類選考やオンライン面談を行うことがあります。
応募締切 2025年7月25日(金)10:00
応募方法 下記フォームより、必要事項を記入の上お申し込みください。

こんな方におすすめ

  • 建築ガイドに興味がある方(日本語・英語)
  • 建築公開イベントのボランティアスタッフ経験者
  • 通訳案内士など、ガイド経験者
  • 建築士、文化財マネージャー、ヘリテージマネージャーなどの有資格者
  • 建築を学ぶ学生
受講の流れ

ご応募(締切7月25日)

建築ガイド養成プログラム
受講(8月~10月)

修了証を授与

建築祭や建築ツアーでガイドとして活動
(日本語・英語)
※謝金あり、例:建築祭ツアーガイド 1ツアー5千~2万円
建築コンシェルジュ 1日7千円

建築ガイド認定

Application Form

建築ガイド養成講座のお申し込み

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文化庁

この事業は、文化庁 令和7年度「文化資源活用事業費補助金
(全国各地の魅力的な文化財活用推進事業)」の補助を受けて実施しています。